2014年06月15日
日曜重賞回顧
【マーメイドS】
逃げたのがマイル寄りのアイムヒアーで60.3はやや遅め平均ペース。コスモバルバラと2頭が離して逃げる形だったので、後続はややスローぐらいでしょうか。アイムヒアーがバテたこともあり、ラスト4F時点でも12.1と遅くラスト3Fから11.5-11.3と瞬発力が必要なレースになりました。
勝ったディアデラマドレは、無理をせずに中団からの競馬。瞬発力に優れた馬だけに、例年ほど持続力の問われない流れになった点が向いたのだと思います。秋も府中牝馬Sあたりなら十分に勝負になりそう。エリ女で勝負になるにはもう一段力を付ける必要があるか。
2着コスモバルバラは、中山1800mで実績があり、先行馬、50キロと例年の穴馬の条件を備えていました。強気に逃げた馬に並びかける騎乗も素晴らしかったですね。内枠の馬に囚われすぎてこちらに全く目がいかなかった点は精査が甘かったように思います。
フーラブライドは、56キロで勝ち馬よりも後ろから外を回す競馬での3着ですので、距離が伸びれば逆転も大いにありそうです。秋のエリ女では期待してみたいですね。
狙ったウエスタンレベッカは、3番手でしたが少し溜めすぎたように思いました。瞬発力勝負になって、切れ味不足を露呈してしまいましたね。同じくフロアクラフトも位置取りが後ろすぎたように思いました。例年よりも、やや時計の出るコンディションだっただけに、少し狙い馬がズレていたかなというのが反省点です。
【エプソムC】
こちらは◎マイネルラクリマが2着も勝ち馬無印ではどうしようもありません。ディサイファについては、重賞級ではないという能力判断で印を落としましたが、完全に評価が間違っていました。ディープインパクトにしてはあまり切れないタイプで、マイネルラクリマが強気に乗ってロングスパート気味になる競馬はむしろプラスだったように思います。逆に毎日王冠のように中団が大きく緩むレースだと取りこぼすのかもしれませんね。
マイネルラクリマは、ほぼ予想で想定した通りの位置取りで、直線のコース取りも絶妙でした。海外帰りながらダメージは少なかったようで、夏に活躍が期待できそうです。宝塚記念にも登録があるようですが、全くのノーマークなら印を回しておきたい気も。2200mの内回りへの適性はそれなりにあると思います。
ダークシャドウは59キロを背負いながらの3着で、能力はピークには及ばないものの、まだまだやれるところを示しました。
マジェスティハーツは、ノリさんがやりがちな一番人気のポツン最後方でした。内をショートカットしたものの、少し馬場が悪いところを走る結果となりました。どちらかというとスタミナ寄りの血統なので、1800mは若干短いのかもしれませんね。
うーん、マイネルラクリマが来るイメージで考えるともう少しマイル寄りの流れに対応できるタイプを選ぶべきでしたね。ヒモ選びが完全に失敗。特にカルドブレッサあたりは、1800mだと完全にスピード不足で、もっと上がりがかかる競馬にならないと厳しそうです。
予想としては、停滞期に入っているようで、いろいろ見えなくなってきているように思います。夏競馬は金額少なめで冷却期間とし、秋に復活できるようにフォーム矯正をしたいと思います。