【安田記念】外国馬情報ユニコーンS

2008年06月03日

ラップから見る安田記念

安田記念は、サンデーが苦手とするG1と言われて来ました。
理由として考えられるのが、11秒台を持続する競馬になりやすく、直線の瞬発力よりも、「スピードの持続力」が問われるレースが多いこと。スタートしてから直線が長いのと、香港馬が参戦してレースのレベルが上がっているので、前半の1000mは遅くて58秒丁度ぐらい、速い時は57秒前半になります。
安田記念のラップを見ると
07年 前半 34.1-45.9 後半 46.4-34.8 差 -0.5
06年 前半 34.8-46.4 後半 46.2-34.5 差 +0.2
05年 前半 33.9-45.6 後半 46.7-34.9 差 -1.1
04年 前半 33.7-45.6 後半 47.0-35.1 差 -1.4
03年 前半 34.5-46.0 後半 46.1-34.4 差 +0.1
最初の1ハロンと、ラストの1ハロンを除いては11秒台がひたすら続くラップが基本。持続力勝負に強いノーザンダンサー系の活躍が目立つのもうなずけます。
サンデーは過去10年で連対数こそトップですが、
<1-1-2-32>
と不本意な成績。特に京王杯を瞬発力でものにした馬が、本番で裏切るケースが目立ちます。
ちなみに、過去10年で馬券圏内に入ったサンデーは4頭。全て前走は同距離かそれ以上の距離からの参戦です。
ダイワメジャー(母父ノーザンテースト)
アドマイヤマックス(母父ノーザンテースト)
ミレニアムバイオ(母父ダンチヒ)
メイショウオウドウ(母父リファール)
母父は全てノーザンダンサー系でした。サンデーで買うなら母父ノーザンですね。ちなみにアドマイヤマックスは中距離で活躍していた4歳時に2着し、逆に宮記念を勝った6歳時には惨敗しています。母父がノーザンでもスプリントG1に活躍の場を移してからでは、マイルでスピードを持続するのはしんどくなるのかもしれません。例年の傾向通りなら、母父ノーザンでもスズカフェニックスは消しの方向で。
今年の焦点は、例年通りのラップになるのかどうか。ローレルゲレイロが出走するのであれば、自信を持って持続ラップで予想できるのですが、コンゴウリキシオーだけでは少々心許ない感じ。全盛期の行きっぷりはなくて、マイラーズCもかなり押して前半3F35.5。さきたま杯でも出遅れているので、スタートを切ってきちんとハナを切る競馬をしてくれるかどうかが心配です。まあ、東京は広いのでマイラーズCのように無理矢理でもハナを切ってくれると信じて予想しますが・・・。前半が1000mが58秒台になると、スズカフェニックス-スーパーホーネット-ウオッカなんていう穴党にとっては悪夢のような結末になりかねません。。
金鯱賞のヴィクトリーもそうですが、こういう展開の鍵を握る馬に出遅れられると、展開やラップを前提にした予想は元も子もないですよね。もうちょっと柔軟性のある予想をしたいものなんですが、なかなか難しいです。


umanari_lab at 23:03│Comments(0)予想 

この記事へのトラックバック

1. (No Title)  [ けった ]   2008年06月04日 06:56
先日は重の東京芝のデータありがとうございました。<br />トニービン入ったクリスタルウイングをおさえたのですが、ブラックシェルを抜かしてしまいました(泣)<br />東京芝っていえば、<br />ボクは2002年以前は極力データに入れないようにしてます。<br />改修後の東京は時計が猛烈に速くなったり、雨上がりにやたらと内が伸びたりと別モノになってると思うので。<br />過去5年に限るとサンデーは2頭だけしか来てないってことですよね。<br />
2. (No Title)  [ るなぱーく ]   2008年06月04日 22:59
>けったさん<br />確かに東京芝は改修後に大幅に変わった印象ですね。雨上がりの内伸び馬場はもの凄く印象的です。これは、芝の種類や路盤に用いられる素材などが変わっていることもあるのかもしれません。<br />サンデーは来ていないのですが、今年は1頭買おうと思っているサンデーがいるんです。<br />

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