東京・京都開幕週フローラS展望

2008年04月22日

春の東京で時計がかかる理由

春の東京開催は、開幕当初は時計がかかることが多いのですが、この理由として納得のいくものが、「コースの鬼! コースの読み方&全G1レース解析編」という書籍に書いていました。1回東京と2回東京の間で、路盤が硬くなりすぎるのを防止するために、馬場に穴を空けて路盤を柔らかくする作業をするそうなんです。そのため、開催当初は馬場が軟らかく、力を要する馬場になることがあるんだとか。
今までは、「春の東京は洋芝の丈が長いから時計がかかる」という理屈で納得していたんですが、路盤を軟らかくしているために時計がかかるという理由がプラスされると、すごくすっきりした感じがしました。
上記の本にも、「5月は洋芝が一番元気な時期で、6月にかけて暖かくなると共に野芝が目覚める」という内容の記述はありましたし、洋芝が元気な東京開催の最初に欧州系を狙うという戦略はあながち間違いではないと思われます。血統的には、欧州系ノーザンダンサー、トニービンを始めとするグレイソヴリンあたりが狙い目となりそうです。昨年はスイートピーSでおいしい馬券を取り損ねた痛い経験があるので、今年は一つぐらい穴馬券をひっかけてみたいものです。
【参考文献】
コースの鬼! コースの読み方&全G1レース解析編
最新の芝の育成技術や、コース替わりの考え方など、馬場やコースについて勉強したい方には、参考になります。




umanari_lab at 20:03│Comments(0)展望 

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