うまなり研究所跡地

逃げそうな２頭が除外になり、アグネスワルツにとっては先手が取りやすくなった。おそらく前半１０００ｍあたりまではそこそこペースが落ち着くだろう。問題は後半。秋華賞は、京都内回りというコース設定のためか、過去１０年中８年がラップギアでいう平坦戦（ラスト４ハロン中で加速はあるが０．５以上の加速なし）である。要は極端な瞬発力勝負にはならず、ラスト４Ｆのロングスパートレースになりやすい。今年は、２番手追走候補のアプリコットフィズ、オウケンサクラあたりは極端な瞬発力勝負を嫌うタイプのため、早めにレースが動くことになる可能性が高い。過去の傾向通り、残り８００ｍから１２秒を切るぐらいのラップが持続する平坦戦になると見ていいだろう。
今年はオウケンサクラが逃げた桜花賞が11.4-11.1-11.1-12.2の平坦戦。切れ味勝負では分が悪いオウケンサクラのアンカツが早めに動いたファインプレーだった。今年は桜花賞の上位組が順調に秋華賞にも出走。必ずしも上位人気ではないので、桜花賞上位組を穴で狙ってみたい。開幕２週目で逃げ馬が前半ある程度楽をするレースなら、ロングスパートでも前は簡単に止まらない。差し馬なら内枠の方が狙いか。
◎ショウリュウムーン
桜花賞４着。その桜花賞は直線で行き場を失って脚を余した。前走のクイーンＳも同じく内枠で脚を余した競馬で、アプリコットフィズとの差は力負けではない。鞍上は、昨年の秋華賞をレッドディザイアで制した四位で、昨年同様の早め押し上げの競馬ができれば内枠でも捌ける。母父が秋華賞で２年連続２着したダンスインザダークで、ロングスパート勝負は得意とする血統。中間の追い切りも２週連続でビッシリ追って、今週は坂路でラスト１Ｆ１１秒台をマークし、夏を越しての成長が期待できる。
○オウケンサクラ
桜花賞２着。その桜花賞は自らロングスパートの流れを作ったレースで、瞬発戦で敗れた今回は再度早め仕掛けの流れを作るように働く可能性が高い。前走は前半３Ｆが３４．１で中盤が緩んでラストが瞬発力勝負になる先行馬に厳しい流れ。今度は逃げ馬が減って前半楽できる分、後半にロングスパートを仕掛けやすくなる。中間は坂路で５０．５を２週連続でマークし、状態は絶好。
▲エーシンリターンズ
桜花賞３着。馬体を戻してきた前走は瞬発戦にも対応して３着。末脚が抜群に切れるタイプではないので、極端な瞬発力勝負になりにくい京都２０００ｍはプラス。ローズＳ後も２週連続で追いきりで動いており、さらなる上積みも見込める。常に人気しないタイプの馬で、今回も手頃な人気になりそう。
△アパパネ
春のクラシック２冠。平坦戦と瞬発戦での２冠は立派で、安定感ではこの世代でトップだろう。追い切りは１週前にビッシリ追って、今週はＧ１直前と思えないぐらい軽かった。外枠は阪神ＪＦで克服しているが、今度はスタートからコーナーまでが短い京都２０００ｍなので、うまく好位を取れないと取りこぼしの可能性はあると見た。
　◎ショウリュウムーン
　○オウケンサクラ
　▲エーシンリターンズ
　△アパパネ
　△アグネスワルツ
　△アプリコットフィズ
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ちなみに先週は
・日曜日京都11R京都大賞典の単勝（350円）・馬連(600円)・3連単（3880円）
・日曜日京都10R平城京Sの単勝（240円）・馬連(1,280円)・3連単（7,320円）
・土曜日東京10RオクトーバーSの単勝（750円）・馬連(1,420円)・3連単（13,580円）
を的中しました(一部)。
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