スプリンターズS予想京都大賞典追い切り

2010年10月03日

スプリンターズS回顧

2009年
 11.9-10.2-10.8-11.2-11.5-11.9 = 1.07.5
2010年
 11.7-10.7-10.9-11.2-11.1-11.8 = 1.07.4
注目すべきは、2ハロン目のラップと、ラスト2ハロン目のラップ。2009年はローレルゲレイロの手が激しく動いて無理矢理ハナを奪いに行き、前半3Fのラップが32.9となっています。今年は、ヘッドライナー陣営が逃げ宣言していて、ローレルゲレイロ、ウルトラファンタジーと逃げ馬が揃っているので、同様かそれ以上のラップを想定していました。ところが蓋を開けてみればヘッドライナーのスタートダッシュがいまいちで、ウルトラファンタジーが楽にハナへ、ローレルゲレイロが押して先頭を奪いますが、ウルトラファンタジーが競りかけなかったので、前半3Fは33.3。これが後半の11.2→11.1という加速につながりました。結果として、スプリンターズSの代名詞とも言える、「消耗戦」にはならず、上がり3Fも34.1。逃げ馬が逃げ切り、直線で内をついた差し馬が上位に来るという展開になりました。
ウルトラファンタジー
逃げ馬の中で一番内の枠を引いて、スムーズに競馬できた点、ペースがそれほど上がらず、中山特有の消耗戦にならなかったことが向いた。とはいえ、香港ではG2クラスの馬に休み明けであっさり勝たれてしまったことは衝撃。日本のスプリンターが香港に行っても全く通用しないことから見ても、レベルの違いが大分あるように思える。
ダッシャーゴーゴー
結果的に降着だが、展開を考えると、内をつかないとどうにもならない枠。セントウルSやCBC賞を見ると、1200mでも平坦戦になる方が向くようで、今回もうまく瞬発力を生かすことができた。スプリンターズSが平坦戦になることはそうそうないだろうから、G1を勝つなら宮記念の方が向いているように思う。
キンシャサノキセキ
昨年は休み明けで惨敗したが、今年は昨年よりもペースが緩んで、幾分瞬発力を生かせるレースになったことが向いたように思える。このレース、休み明けの馬が結構走るレースだが、休み明けで走っている馬は全てG1馬というデータは来年も覚えておきたい。
サンカルロ
ペースを考えると、これしかないという直線イン突き。ラストはよく伸びており、もう少しペースが上がると連までありそうに思えた。ただ、今回は内をうまく突けたことも大きかったので、脚質的にも軸にはしづらい馬。
ワンカラット
ラストの脚はここ2走よりも速い脚を使っていることを見ると、もう少しペースが上がった方がよかったクチか。今年は春からずっと使ってきてのG1挑戦だったので、もう少しゆとりあるローテでこれれば、さらに上位進出もありそう。
グリーンバーディー
脚質、実績を考えるとちょっと人気しすぎたか。ウルトラファンタジーには一度も先着したことがない馬で、前走を過大評価しすぎた印象。もう少しペースが上がれば見せ場は作れたかもしれないが。
ビービーガルダン
昨年より決め手が必要になったことも向かなかったが、能力的にも少し落ちてきているように思える。今後は重賞では斤量を背負うことが多いし、狙いづらい馬になりそう。
ローレルゲレイロ
テンに行けなくなっている。こうなってくると逃げ馬としては致命的で、スプリント路線では厳しそうだ。


umanari_lab at 16:06│Comments(0)回顧 

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