フローラS回顧【天皇賞】騎手から見る京都適性

2008年04月28日

【天皇賞】アサクサキングスの取捨

どうもブックやギャロップを見ると1番人気、しかも結構オッズ的にも被りそうな予感。
私には日を追うにつれて危ない人気馬に見えてきています。
1.前走勝ったわけじゃないのに1番人気
大阪杯は59キロを背負って久々ながらダイワスカーレットの3着。確かに、字面だけ見ると菊花賞馬だけに距離延長で本命に推したくなるのも頷けます。でも、冷静に見てみると、直線では2キロ差あったとはいえ、内のエイシンデピュティに差し返されているし、大阪杯自体が、道中1,2,3番手で来まった前残りレース。ダイワスカーレットが疲れが出て春を全休になったことを見ると、大阪杯は見た目以上にタフなレースだった印象で、ダイワに競り掛けていったアサクサも上積みよりも反動の方が心配。前哨戦で3着なのに本番で1番人気なのはいかにも危ないパターンに感じます。
2.父ホワイトマズルはムラなリファール系
ダンシングブレーヴに代表されるリファール系は、基本的に穴血統で天皇賞でもイングランディーレやエリモエクスパイアなど、リファールの血を持つ馬が活躍している。しかしながら、リファール系は基本的には穴血統であり、人気薄で信用すると痛い目にあうことを忘れてはいけない。
3.瞬発力に欠ける
これはホワイトマズル全般に言えることだが、12秒台が続くような厳しい流れで踏ん張る競馬が得意で、瞬発戦は得意条件ではない。ダービーは人気薄で思い切った逃げの作戦がはまった印象で、本来は神戸新聞杯のようなHペースや菊花賞のように上がりがかかる展開になる方が得意。上がりの速い今の京都では先行抜け出しを図ろうとしても、逃げ馬を捕まえられず、後ろの馬に差されてしまう公算が大きい。
そんなわけで、人気馬とはいえ、ケチをつけるところがそれなりにあるので、私はケンカを売る方向でいきたいと思います。△にするか無印にするかは配当次第で。


umanari_lab at 23:23│Comments(0)展望 

この記事へのトラックバック

1. (No Title)  [ くすくす ]   2008年04月29日 08:22
・・・とは言え、その他も不安だらけの馬ばかりですよね~。<br />まず、昨年の同レースはレベルが低かった。サムソンは別としても、その他はG2レベル。<br />しかも、今回前走Gを勝っているのは一頭(オープンは2頭)。<br />アサクスを外すとしても、やはりG1で好走している馬を狙う方がセオリーですかね?<br />
2. (No Title)  [ ニセ掃除係 ]   2008年04月29日 22:38
ありゃま、「どうせ人気無いんだろ(笑)」と思って◎予定だったのですが、人気しそうなのですか…<br />サムソンやアドマイヤ群が人気を吸収してくれると思ってたんですけどねぇ…<br />
3. (No Title)  [ ruzeru ]   2008年05月01日 07:26
初めまして。<br />毎回楽しく閲覧させてもらっています。<br />また、馬柱も利用させて頂いています。<br />ポップロックはいかがでしょうか?<br />有力馬に不安を抱える中で、軸馬にイイのではないでしょうか?<br />
4. (No Title)  [ るなぱーく ]   2008年05月05日 16:20
>くすくすさん<br />結局前走Gを勝っている馬とサムソンで決まってしまいました。やはりG1は格が大事ですね。<br />>ニセ掃除係さん<br />見事に1番人気でしたね~<br />>ruzeruさん<br />ポップロックは年齢的に厳しかったようです。天皇賞はフレッシュな若馬を狙うのがよさそうですね。<br />

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